日によって水槽が臭かったり、臭くなかったりはよくあります。特にフィルターなしの自分の環境ではそれが顕著で原因に気付く事ができます。
臭いの原因とは
御自身の環境によりけりですが、以下をチェックして頂ければだいたい原因が判明すると思います。
餌が原因
この可能性が一番高いのではないでしょうか。

この画像は前日、冷凍アカムシを2個そのまま入れた時の状態で激臭を放っています…見た目でわからない分、困惑するかも?!
前日にあげた餌が原因。当日よりも翌日の方が臭ったりします。
餌の中でも一番臭くなるのが冷凍アカムシの汁です。1つならまだしも2つあげると確定で臭くなるので、別で溶かして汁は抜いてあげましょう。それでも残念なことに、どれだけ汁を抜いても数十分~数時間後に生臭くなってきます。
汁はアカムシから浸み出したものが多いので、栄養価は高そうなんですねどね。お肉でいうとドリップ?
次いで活きイトメの水。臭いよりも水質悪化の方が顕著ですが、こちらも水は捨てて与えましょう。
その他、汁っ気のある餌は注意が必要です。人工飼料の固形タイプでも沈下性の餌は結構臭うものがあるので、適量を心がけて下さい。
死がいの放置
取り出すと臭いですが、水の中ではそこまで臭いません。しかし流木の下など普段目視できない場所に気付かず長期放置(自分もありました)している場合もあるので注意深く探してみましょう。
二枚貝に関しては臭いもそうですが、水質悪化が酷いのでより注意が必要ですね。
アンモニア、硝酸塩が原因
こちらは慢性的な汚れ、生体が出す糞尿が原因です。ゴミや不純物などはフィルターでろ過できますが、アンモニアや硝酸塩は吸い取れません。これを分解してくれるのがバクテリアや水草です。
少量の水草や気持ち程度(特に砂利、砂)の床材設置+フィルターで安心してはいないでしょうか。
この環境だとバクテリアは定着しづらいので、水質も不安定になります。そうなるとコケや生体の体調不良が観られるので、臭いの前に気付くかもしれません。
なおアンモニア、硝酸塩を分解すると亜硝酸塩(頑固なコケの原因になる/生体に悪影響はないとされています)が残りますが、こちらは分解できないのでフィルターがあってもなくても定期的な水替えは必要です。
糞は生体で対処?
糞はドジョウやエビ、巻貝が食べてくれると思っている方もいますが、一切食べません。生体での対処は不可能です。
臭いの解消方法
臭う前に取り除く。固形物は可能ですが、液体の場合そうは行きません。
手っ取り早いのは水替えですが、いずれ臭いの問題は再来するので、バクテリアを適量(商品の裏に書いてあります)追加しましょう。
床材4~5センチ、水草もある程度モッサリの環境でも一時的に臭いは出るので、日ごろの餌に気を付けることが大切です。
どのくらいで臭いは無くなる?
自分の場合、早い時は半日で消えました。
フィルター代わりに二枚貝を飼育している方は、グリーンウォーター(これも生臭いけど)を入れるとどれだけ長くても1日で消えます。
たぶんGWで二枚貝が活発になり、一気に水をろ過してくれているのではないかと思われます。
放置もアリ?!

生臭さだけに関していえば雑菌が繁殖している証拠で、雑菌には細菌(バクテリア)も含まれ、正常にバクテリアが機能している可能性も…
ただ臭いが消えるまで時間が掛るとなると、やはりバクテリア不足が否めないので追加がベストかと思います。
通販でお勧めのバクテリア

お勧めの基準はコスパが良く、しっかりイオウのような臭いがする事。この臭いは水槽に残りません。
冷蔵庫に保存すると臭いが無くなりますが、常温に戻すと臭いも戻ります。活きている証拠ですね。
指に付くとオヤジの靴下のような臭いがするのでよく洗ってくださいね?
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