水質浄化の要となる二枚貝を飼う(買う)

フィルターなしのビオトープ水槽となれば、一番の問題は水質管理

もうこれに関しては二枚貝に期待するしかないと思います。飼育する際に問題となるのが、酸素、餌、環境(床材や水質等々)になりますが、全てに関して程度が分からないので、実践しながら学んで行くことにしました。

色々追記してしまったので、面倒な方は最下部のまとめをご覧ください。

どれが良いのか。二枚貝の評価

通販で購入できる代表的な二枚貝といえば、淡水シジミ、ドブ貝、マツカサ貝の3種類ですかね。これらを調べるうちに、どんどん情報が入ってきたので他に知り得たものも追加しました。ほとんど×なのは、「そもそもアクアリウムには向いてねーぞ」という事です。

淡水シジミ これがキッカケでビオトープ水槽を初めてみようと思ったのですが、シジミ15匹:ドブガイ1匹が水質浄化力の比率という調査結果を知った為、わざわざシジミにしなくても…という結果になりました。当然コスパも悪いです。しかも貝類は死ぬと反対に恐ろしく水を汚し、腐海にのまれます。個体が多いせいで、そうならない為の毎回の生存確認が超面倒です。

ドブ貝 タナゴ産卵用の定番ですね。当初はシジミとドブ貝しか知らなかったので、これを飼おうと思いました。しかしどの二枚貝も夏場は時期でないらしく、その時は売り切れ。水質浄化力は一番高いんじゃないかなぁ…いずれにせよ、ベストな環境を提供するのは難しいです。

マツカサ貝 これに決めた!!といいますか、これしか売ってないかったのです。これを書いているのは3週間目ですが、3匹全部生きています。ただ、浄化能力は高くないのではないか…と感じています。多少濁っていて、ちょっと不満があります。どれもこんなものなのだろうか。

タテボシ貝(イシガイ) こちらも水質浄化の実験アリ。しかも他の二枚貝より安くコスパが良い。食用にもなっており、水性系の通販ではイシガイとして売られています。食用は生でも売っているので、そちらを買おうと思ったら案の定、時期外れで売り切れ。ドブ貝と迷うところですが、次の機会があればタテボシ買いますね。ドブガイもイシガイ目だけど、厳密にはわがんね。

参考:中村水産さん 特に食用なので、販売時期が厳選されています。

ヒメタニシ 二枚貝ではありません。そもそも巻貝に浄化能力あるの?!これについてはタテボシ貝のリンク内で”ヒメタニシの濾過効率は高く”語られています。一番コスパも良いので「ヒメタニシ 10匹+補償分5匹」を早速購入しました。なんと言っても、強くて環境にマッチ

ヒメタニシは夏場にポスト投函だったので「大丈夫か?!」と思ったのですが、全部生きてました。それでもかなりヤバいとは思うので、配達通知が来たら速効取りに行きましょう。元々強い固体とはいえ郵便受け放置じゃ下手すると1日で腐りそう。

彼らは床材に潜ったり、細かい床材でも器用に歩いてくれます。ただ、転がって起き上がるのは難しいかもしれないです。起き上がりも問題ありませんでした。

タニシの中では繁殖しずらい種類のようですが、それでも容易に増えます。

細かい砂地も器用に歩くヒメタニシ
細かい砂地も器用に歩くヒメタニシ氏

現在はマツカサ貝、ドブ貝とヒメタニシのトリオになっています。他を試した方は是非、コメントで語ってくださいませ。

昔友達と千葉の奥地へ行った時にいた、ジャンボシジミ貝も入れてみたいな。

水流が飼育の上で超重要。

これ、全く意識していませんでした。

マツカサ貝を購入した店主に相談した時、教えて頂きましたが、餌とか色々難題はあるけど、これが一番重要らしいです。

まだ生体を入れず、床材を安定させている段階でエーハイムの安い濾過機能のない流水装置を購入。強すぎは赤玉土を巻き上げてしまう(これでも水草の葉に積ります)ので、強すぎず、弱すぎず、90センチ水槽でも丁度良い水流と感じます。

別にエーハイム様様という訳ではなく、これが安かったからです。でも確かに静かだわ。昔何かのオマケで貰いましたが、流水+ろ過+エアー機能が付いた安い装置もある(但し、90センチでは流水以外あまり機能しません)ので色々探してみよう。

赤玉土でなければ、もっと強い流水装置でも良かったかもね。

二枚貝を生かすための水流
二枚貝を生かすための水流

水流→餌→貝 になるように設置しています。

生存確認方法

ちなみにマツカサ貝はアサリのように管を出さないので、生存確認がしづらいです。

通販到着時などで知らずにいると、全部死着したように見えてしまうので、勘違いクレームを出さないようにしましょう。

マツカサ貝は上記の画像を観てもらうと、微妙に左側だけ口が少し空いているのが分かるでしょうか。

この片方だけ少し空いている状態が生きている証です。触ればキュっと閉じるので直ぐわかりますが、数日経つと床材に潜ってしまうので非常に確認しづらくなる事もあります。

ドブ貝も追加

新たにドブ貝も追加しました。それも7匹。酸素やばそう。なお、飼育方法はマツカサ貝と同じにしています。

通販でドブ貝を買った直後
通販でドブ貝を買った直後

二枚貝の通販に関しては、開封前の死着確認がほぼ不可能なので、業者間とのトラブルになりやすいですが、発送前に死んでいなければ死着はそうそう起きないと思っています。

7匹(1匹オマケ)で送料込みの1,500円弱!これはかなり安いのでシジミばりに小さいのが来るかと思いましたが、小~中サイズのまずまずな個体でした

だらしないベロを出すドブ貝
だらしないベロを出すドブ貝

なんともだらしない…4匹は直ぐベロを出したのでOK。こいつらは活きが良い。

保障外にはなりますが、生存確認は床材に放置が一番分かりやすい。
水に漬けてもなかなかベロを出さない個体も多いので、こちらの方が分かりやすいですが、2日くらい微動だにしない貝もいるので破棄するのは待った方が良いです。

ドブ貝を床材に入れた直後
直後

生存未確認の固体だけ前へ。確認済みは後ろの方へ入れましたが、既に潜っています。元気とそうでない個体差が凄いですね。

ドブ貝を床材に入れて24時間後
24時間後

結果、1匹だけ全く動いていないのがいますね。もう1日だけ様子をみたところ全て生存していました。こちらもマツカサ貝と同じく潜ってしまいベロも目視できないので、生存確認はちょっと難しいかな。

主食は植物性プランクトン。クロレラ等のグリーンウォーターが一般的になるかと思いますが、フィルターなしだと、いつまで経ってもグリーンウォーターが無くならないらしいです。詳しくはこちらのサイト様にて御確認を。

(実際に試したところ、10匹いる我が水槽では問題なく半日くらいで消えていました。)

水槽に入っているハゼ系が、焼のりをバクバク食べてくれるとの友達情報を仕入れ、「そういえば海苔も植物性か」と貝の餌にもなりそうな気がしましたが、これは不明だし、食べカスが結構汚す。

行きつけの居酒屋で貰った焼のりのクズ。おかか混じり。

とりあえず自分は昔アフィリエイトでレビューして余っていたミドリムシサプリを入れてます(水流の画像参照)。入れると自然に砕けて床材と同化、水流で貝の方向へ自然と流れる戦法です。

二枚貝の餌にミドリムシサプリ
二枚貝の餌にミドリムシサプリ
二枚貝にベスト?な餌。原材料100%クロレラのサプリ。
混じりっけなしのクロレラサプリ。これが二枚貝に良いと思うんだ。

成分についてはオリゴ糖がどんな影響を及ぼすか微妙ですが、乳酸菌に関しては水性動物用にも入っているクロレラ粒があるので問題なさそう。

でも少なからず余計な成分は無駄に水質悪化させるので、100%クロレラのサプリも別途購入しました。

デカいです。

これに関して、水性生物用は謎の付加価値が付いて高いので、ヒト用サプリの添加物を調べて原材料がクロレラのみのサプリを購入(下記リンク参照)しています。粒のまま投げると草食、雑食の魚も食べてくれ、喰いつきもヨシ。溶かしてグリーンウォーターにしてもヨシ!

これは本当にお勧めです。

ちなみに犬用の100%クロレラ粒も販売されていますが、あくまで主原料、他に色々混じっているので注意してください。プレコの餌でも代用できそうですが、水質悪化を考えると、これが一番マシではないかと思われ。

他、二枚貝専用の餌も販売されていますが、この水流のある環境で ”直接与えてください” なんて無茶言うなよ。

水温

既にWiki等で調べている方も多いと思いますが、20度前後が良いですよね…

水槽用クーラーを入れるつもりはありませんが、特に何もせず夏場は24.5度くらいを維持、今年からテレワになってエアコン入れっぱのため、室内の温度は安定しています。

外出する時や、なんとなく水温が気になる時は、冷凍のペットボトルを投げてます。熱帯魚が不安定になるので止めましたが、余程の事が無い限り大丈夫でしょう。心配ならエアコンはそのままで。

幸い二枚貝の活性は高温下の方が良いです。冒頭で貼った、シジミとドブ貝の調査内にも書かれています。なので水温に関しては25、6度を上回るとやばいですが、無理して下げなくても良いと感じますね。

冬場はもっと水温が下がるので、どうにか夏場を乗り切って欲しいです。

他、塩浴で半数死滅してしまったので、二枚貝、ヒメタニシ等の貝類は塩NGです。

床材

今更考えると、エアー+砂の環境が良かったのではないかと思いますが、水草も楽しみたかったので細かい赤玉土に。ソイルはコケ対策にメンテが大変だし、そもそもフィルターがないので速効でコケが湧きそうな予感がしました。

マツカサ、ドブ貝も赤玉土に潜っているので、そこまで見当違いではなかった模様。

本来はアルカリ寄りの水質を好みますが、流木使用の弱酸性でも元気です。

★60日以上経過していますが、夜な夜な5~10cm程度動くので根付いていない水草は抜けてしまうので注意。グリーンウォーターを与えた晩に良くおきる現象なので、餌としてはグリーンウォーターが一番良い=元気に動く という事なのかもしれません。

酸素問題

二枚貝は多量の酸素を消費する。でもどれだけ酸素が必要かなんて分からなかったので、多めの水草で対応。水槽酸素量の計算をする場合は、中型魚としてカウントした方が無難です。

後日、油膜が発生し、生体も何匹か酸欠で亡くなってしまったので、エアーも入れました。

ビオトープ水槽に発生した油膜
フィルターなしでしか味わえない、水槽の油膜…

後日、油膜の件は活きイトメのせいだと判明しましたが、二枚貝を飼うならエアーは必須と思った方が良いでしょう。

40日後の浄化の程は・・・

フィルターなし、マツカサ貝で浄化した40日目の水質①
40日目の水質①
フィルターなし、マツカサ貝で浄化した40日目の水質②
40日目の水質②

こちらが40日目の水質。ライトの具合や勝手にイトメが繁殖したりと色々な要因は絡んでいますが、数日おきに1,000ml程度の水替えを行っても、超クリーンというレベルではありません。

ただ、生体も水草も元気なので、コケが生えなければ多少の汚れはヨシ!

今となってはフィルター入れて飼っている時の状況が昔過ぎて思い出せません。

なにはともあれヒメタニシは必須!あとはどれだけ二枚貝を生かし、浄化してもらうかが重要ですね。

二枚貝の洗浄能力と、まとめ

★今までに判明した事。更新あれば差し替えます。

酸素消費量は中型魚で計算。

エアーはほぼ必須です。

水流は恐らく必須

止めた事はありませんが、流れが止まると有機物(餌)の流れも止まります。

・マツカサ貝3匹、ドブ貝7匹と意図せず通常ではあり得ない数を入れてしまっていますが、正直、90センチ水槽下では3匹も10匹も洗浄能力は変わりません

餌がなければ無理して活動しないようです。

塩浴はNG

・生存範囲内での高温、グリーンウォーター(餌)で活性化する。/餌もグリーンウォーターがお勧め

水が臭い時にGWを与えると、ついでに解消できる場合がある。調子が良いと結構、動く。

・フィルターなし+エアー+水流+一定温度+潜れる床材 があれば簡単に死滅しない。

複合的で難しそうですが、フィルターさえ取り除けば簡単に実現できます。そもそもフィルター代わりですものね。他、水草に積もった粉じんであればヒメタニシで消化しませんが退けてくれます。その点ではプラティの方が有用です。

餌で活性化し、強力な浄化力を得る

あやふやな点が多かったのですが、やっと確信に変わりました。

白点病が発生し、塩泳をさせている時に判明。

二枚貝の浄化力テスト①水草を抜いて粉じんが舞い上がり多汚れ
水草を抜いて粉じんが舞い上がり、大汚れ

水草を抜いて24時間後の画像。フィルターなし+水流ありなので、赤玉土の粉じんが全然落ち付かない。障害物がないので汚れがどこにも引っ掛からないですね。

この後、10リットルの少量水替え(90センチ水槽)と床材掃除で更に粉じんが巻き上がりましたが、諦めてグリーンウォーターを投入。

二枚貝の浄化力テスト②グリーンウォーターを入れて12時間後・・・超綺麗!
GWを入れて12時間後

グリーンウォーターを入れて12時間後。恐らく数時間でこの状態になっていたと思う。濁りが取れてライトの光(両写真とも同じライトを照射)も届くようになっていますね。

これにより、二枚貝は餌で活性化すると植物性以外も含めて一気に吸い取ってくれる事が分かりました。

(塩泳だったので、二枚貝体内の塩分濃度が上がってしまうかと心配しましたが、2日目から調子が悪くなり、ヒメタニシも含め3日目で半数が死滅してしまいました。やはり塩はダメです。)

みなさんの声 疑問や感想、「自分はこうやっているよ」など何でもどうぞ。

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